焼肉 お富

焼肉 お富について
About OTOMI

煙もご馳走である。さあ、街の灯りをともそう。

ここはシアワセを生む、必要な店だと思う。

「みんなが西に走る時、オレ達は東へ走る根性で、いちから焼肉屋やるのも人生やろ」という双六人生はついにアガリに近づいた。ハロー裏寺、こちらトラトラトラ。
惚れっぽいホステスや、売れない芸術家やら怪しいマダムまでもが分け隔てなく笑って飲んでいる。
今日はやめておこうかな、でもいてもたってもいられない。昨日はお肉が雑やったし、ドリンクも遅かった。それでも嫌にならないのはなぜか、毎日顔を出したくなる、やっぱり楽しいわぁ。それがシアワセを生む必要な店だと思う。
仁義なくせば焼肉屋がすたる。焼肉屋がすたれば人情もすたる。と誰かが問うたが、いわば目的のなかった人にそこに関わりたいと強く思わす「場」をつくることで、知ってる人も知らない人も思わず覗き込みたくなるような風情と表情と活気がある店に。
そう、60年続けてこられた三吉さんの跡で、あの伝説の陽気を目指し、世界を揺るがしてやるのである。暖の面目丸潰れか。

朝、牧場から直送されるA4京都牛をご堪能ください。

朝、牧場から直送されるA4京都牛をご堪能ください。

今夜も白ごはんに
焼肉の華が咲いている。

「京つけもの 錦・高倉屋」特製のキムチとドボ漬に、豚足をしがみながらもう一杯。
肉はモリタ屋さんの牧場から仕入れたA4和牛の本格派一本。
タンとハラミを塩でいったら、メインはニンニクきつめのタレで漬けこまれたホルモンズ。注文すべきはごはんか酒か。
大きなガス釜で炊かれた白ごはんに今夜も焼肉の華、いやゴキゲンの華が咲いている。どんどん追加も大丈夫、サッパリつけダレがココロも洗う。
小さなポーションで丁寧に切られた肉に、この店の気遣いを感じながら、刻んだキャベツで胃を癒す。
タレと肉汁、チゲの湯気。スープとアイスは別腹か。